■睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の特徴は激しい「いびき」をかき、睡眠中に10秒以上呼吸が止まることを繰り返し、夜間熟睡できないため、昼間にも強い眠気を感じるようになることです。その状態を放置しておくと、高血圧や糖尿病などの深刻な病気を併発する恐れがあります。
(SAS)の病態の多くは空気の通り道(気道)が塞がる、またはは狭くなることによって起こる「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」です。
- 「毎晩大きないびきをかく」といわれる
- 「睡眠中に呼吸が止まっていた」といわれたことがある。
- 昼間いつも眠い
- 集中力が無い
- 朝起きたときに頭痛がする
- 朝の目覚めがすっきりしない
- 夜中によくトイレに行く
- 肥満の傾向がある
- 高血圧である
このような人は、睡眠時無呼吸症候群の可能性がありますので、当院までご相談ください。
■SASの合併症
SASによる睡眠中の低酸素血症や高炭酸ガス血症は、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病と密接な関係があり、様々な合併症を高率に引き起こすことが報告されています。
- SASでもっとも合併しやすいのは糖尿病です。
- 心不全患者さんの30%~40%は、SASが合併しているといわれています。
- 肥満があるとSASは発生しやすく、重症化されます。
急性期のリスク
慢性期のリスク
生活習慣病の合併症を引き起こす原因の一部SAS「閉塞性無呼吸症候群」の患者さんは高血圧は健康人の1.37倍、夜間心臓突然死は健康人の2.61倍、脳卒中・脳梗塞は健康人の3.3倍高いといわれています。
SASでは酸欠状態になり、少ない酸素を全員にめぐらそうとして心臓血管に負担がかかります。この状態が長い間続くと、様々な生活習慣の合併症を引き起こす可能性があります。
当院では睡眠時無呼吸症候群の検査及び診療を行っております。お気軽にご相談下さい。